真夜中にする日本語本との対話
とてもうれしい大好きな時間です
本棚の整理をしたいと思いましたが、手に取る本が懐かしかったりで
読み出したら止まらない
かれこれ4時間があっという間に過ぎています
しかも相棒は9時だというのに
とうにベッドに行ってしまったので
テレビの音も聞こえず今夜はとても静か^^
今年は日米を行ったりきたりで
日本からは
今のご時世日本食ではなく
通関お咎めなしの心配の要らない
日本語本をたくさん運ぶ事が出来ました^^
うちにはもう子供が居ないので
私専用の大きな机と小さな机2つを置いて
自分の部屋をしっかり持っています
自分の好きなものだけで
部屋の壁は埋めつくされています
つまり本だらけです。
これだけで幸せを感じます
母が本好きなこともあり
私が子供だった頃
毎月新しい本がいろいろ届いてその度にわくわくしたものでした
特に世界の美術館全集は毎月発行されていく度に
オリジナルの書棚が埋まっていくそれもうれしいものでした
本に囲まれていると妙に心が落ち着いて
冷静に自分を見直せる事が出来る様な気がします
性格はのんびりはしていますが
考えは次から次へと忙しく頭の中を駆け巡るので
そそっかしい私を
本好きにしてくれた母に本当に感謝しているわけです
忙しすぎたり暇すぎたりで心の中が空っぽになって
バランスを崩した時
ここアメリカの両極端の日常に身を置いている時でも
必ず日本語の本を持ち歩いています
あのきれいな表現が自然に理解できる
澄み切ったような日本語の本を自然に手にしています
そして時々声に出して日本語の表現を楽しみます
こんな時は決まって
東山魁夷の文章が欲しくなりますし
自分を元気付けるときには大好きな
書票を楽しむや
蔵書票の魅力をみて
頭の中を空っぽにすると、
又新しいエネルギーがよみがえってきます
今の良いエネルギーを維持したいなぁなんて思う時は
色の歴史手帖を丁寧に時間をかけてぺーじをめくっていきます
自分の中でカラーコーディネイトはとても重要な心の栄養だからです
特に白黒の書の世界にいると色は、かかせません
更に心の安定を求める為に最近では仏教に関する本を読む事が多くなりました
釈迦とキリストの死に方は違っても
キリスト教も仏教も根底にある教えはなんだそんなにかわっていないじゃあないという
ところから。。
今又再び読みたくなってるのが
河合隼雄の明恵,夢を生きる
一時お客様相手の書のギャラリーを開いていた時に
あまりにもお人の悩みなどを聞く事が多く
自分で支えきれなくなった時
心理学の本にも関心があり随分読みましたが
心を学問に?という思いがいつもあって
だって心理学者がこんなに増えても益々人の気持ちは不安だらけ。。。
そんな時、河合隼雄のリラックスした言葉には
助けてもらうことも多い
そして、
アメリカの事情についての書物
今、読み終えた日本語本
柳田邦男のマリコ、
村上春樹訳の犬の人生(マーク.ストランド)
そして日本のことも必要なので
10年後の日本を今読んでいる
白洲正子の夕顔 時々繰り返しても小気味いいので楽しい
このクリスマス相棒へのプレゼントはもう決まっている
私は20歳の頃から思い出しては読んでいる
エーリッヒ.フロムの*生きるということ*
これを贈る予定
今まさに真っ只中の中年。最近は特に
時々クライシスを感じて言葉に出すようになっている相棒への元気づけ
<今日ご紹介したい豆本>
友人
岩崎博さんが製作してます
いろいろなシリーズがありますこれは鳥
岩崎さんは
銀花という素敵な本でもイラストを書かれた事があります
いつの日か、紙の宝石といわれている(私個人の)蔵書票(エクスリブリス)を
岩崎さんにお願いしたいと考えています^^
関連記事