今日は友人Mary Ellenをお訪ねした

いまここに

2006年02月05日 15:29

私の大切な友人(老婦人87歳)を愛犬とたずねた

たいてい1週間に1回はあっているのだが、先週は私がデンバーに行っていたこともあり
久しぶりだった

2.3日前から気になっていた

午後3時が過ぎていた
彼女は真っ暗い中コンピューターに向かって
カードゲームをしていた

彼女は80歳過ぎてからうちの相棒と私が交互に教えて
コンピューターを覚えた

お年寄りになると
毎日の気持ちがそれぞれに変化する
昨日調子がよくても、今日はわからない

だから、一人暮らしの彼女のことは

私と相棒でも日常会話に絶えず入ってくる

前のダウンタウン近くの家では二つブロック先だったので
ほとんど毎日散歩しながらドアを必ずノックしたものだった


(去年私たちが日本滞在中2ヶ月間Mary Ellenがうちの犬の世話をしていてくれた)

彼女は一度としていやな顔を見せた事がないどころか、
いつも笑顔でwelcomeをしてくれた

そして私の愚痴をいつもいっぱいきいてくれたものだった

相棒とけんかをしたときも直ぐに飛び込んで行ったし

相棒は相棒でお年寄りには出来ないことを
手助けしたりで
はちあわせをしたこともあった

そんな風に彼女との関係を大切に積み上げてきた
彼女は最も信頼できるアメリカでの友人だ


新聞記事に載った101歳まで生きたelegant なMarry Ellen のお母様



今日の彼女はちょっとしょんぼりしていた
お化粧もしてなかった
髪も整えていなかった

彼女はホットチョコレートといつものジャーに入れた手作りクッキーを
差し出しながら

こっちのストーブの真横があったかいよといって
いつもの自分の席に私を座らせた

うちの犬にはドッグフードをお皿に持った

そして開口一番
ポリスマンにつかまっちゃったと話し始めた

毎朝の教会での礼拝の後の帰り道朝9時ごろ、

いつもの家の直ぐ近くの道でストップサインを無視して
通り過ぎたところにポリスウーマンがいた

なんと彼女の人生ではじめてだったらしいから
それにもショックだっただろうし

私が悪かったんだしと納得していたが

その言葉の中には
もうそろそろ運転が怪しくなってきたとポリスウーマンに思われたにちがいないわという
思いが込められていた

くやしそうに言うのではなくとってもさみしそうに言うのだった

もちろんその時車も来ないのがわかってたので
思わずストップをしなかったんだと思うが

うーん、アンラッキーだったわね

デモでも、私がポリスウーマンだったらなあ

きっとただの注意だけで切符は切らなかったと思う、

そんなことは時々起こるものだ

それでうちの相棒なんてもう3回も注意だけだ
相棒に切符ならわかるけど

何もこんな誇り高きお年寄りになあああああ 

未亡人の年金暮らしの彼女には
$94支払いは結構応えたのかもしれない

友人弁護士に直ぐに電話をしたらしいが(これはアメリカでは普通)
コートハウスに行って訴えることもできる(悪いのは私ですが、こうこう理由で。。。。)とやるのだ

それによってはもしかしたら支払わなくてもいい場合もでてくるが、

弁護士友人にはもっとお金を払わなきゃあならないから10日以内に払ったほうがいいよ
といわれたそうだ

今回はそれでよかったのかもしれないね
とお互いに慰めあった

車なしではいられないアメリカは年々お年寄りの事故は増えているそうだ

次回は一緒にキャンディバーを作る約束をして別れた

そしていつもよりしっかりきつくハグをした私たちだった
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